ウォーキングを楽しむための
「準備」・「心がけ」と「注意点」

ウォーキングは体力の維持に必要な運動ですが、楽しく行うためには、「準備」と「心がけ」が大切です。

監修:霧ケ丘つだ病院
理事長・院長 津田 徹先生

  • ・ウォーキングの前には、必ずウォーミングアップとしてストレッチ体操を10-20分程度行いましょう。胸郭や首のストレッチをして、 呼吸筋を動かしやすくすると息切れも楽になります。
  • ・交通量が少なく起伏の少ない安全なコースを選びましょう。
  • ・ウォーキングの時の視線は、地面を見るのではなく、視線を高くするように心がけましょう。自然に背筋が伸びやすくなり、いつもと違ったものが見えてきて、ウォーキングが・少なくとも週に2回、20分くらいのウォーキングからはじめて、散歩道に慣れてきたら歩くスピードを速くして、少し“きつい”くらいのウォーキングを楽しみましょう。
  • ・ウォーキングの後は約10分クールダウンしましょう。

ウォーキングを楽しく、また安全に行うためには、「注意点」を守ることも重要です。

参考:厚生労働省:熱中症予防
のために(平成30年7月)
環境省「熱中症環境保健
マニュアル2018」

  • ・暑い日のウォーキングでは、熱中症に注意しましょう。特に汗をよくかく夏は、水分が失われるので、熱中症にかからないために、ウォーキング中やその前後の水分補給が大切です。また、汗をかくとナトリウムも失われるため、適度に塩分を補給すると良いでしょう。
  • ・熱中症は予防が重要です。時には命にかかわる重大な症状を引き起こす場合もありますので、帽子をかぶるなどして、きちんと予防しましょう。
  • ・体調がすぐれないときは、日陰などの涼しい場所で休みましょう。
  • ・休憩時には、濡れタオルをあてて扇ぐなどして、体を冷やしましょう。